写真集
人物写真を主軸に活動していると、必ず「谷」がやってくる。
特に、ほぼ毎日仕事撮影に忙殺され、アウトプットだけが続くと、
アイデアは枯渇していく。
自分は凡才なので、1ヶ月もすればカラカラになってしまう。
そうなる前に、割と写真集を購入してくる。
書店や古本屋で目にした、ちょっと気になる写真集。
好きな写真家さんや好きなタレントさんが割合として多く、
どちらも好きな人同士の組み合わせだったりすると、もう間違いなく買う。
一昨日、近所のBOOK OFFで、元々気になっていた写真集が出ていたので、
買ってきた。

この2冊。
手前の写真集「KARTE」は、写真家、笠井爾示さんがファッションモデルの竹下玲奈さんを5年間に渡り、プライベートで撮影してきたものだ。
「カルテ」と名付けられた写真集は、まさに見続けた事の記録だ。
ファッションモデルとしては、信じられないであろう表情や衣装もあるけど、そのどれもが服がメインのモデル写真じゃなくて、竹下玲奈さん「そのもの」を写し出してる。
下に置いてあるのは、モデル泉里香さんの2nd写真集。
元々、泉里香さんが素敵だなと思っていたところに、写真家の三瓶康友さんが撮ったと知り、気になっていた1冊だった。
モグラ (モデルもグラビアもする)女子の走りだった泉里香さんの魅力が詰まっている1冊だ。
こうやって、不定期ではあるが写真集を購入する事により、色々な事を思い巡らす。
ロケーション選び、衣装、メイク、モデルとのコミニュケーション、
構図、自然光なのか人工光なのか、機材の選定、焦点距離の感覚、自分に無いものや忘れている事を思い出したり、次回撮影への参考書としてインプットしていく。
こういう地味で泥臭い事は、何かと避けられがちだろう。
しかし、この積み重ねが新しい何かを作る根源だと思っている。