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執筆者の写真AKIRA INOUE

思い出した事


この写真を現像してレタッチしてる時に、なぜ自分は白バック始めとする「単色無地背景」が好きなのかを考えていた。

その時、小学生・中学生の頃に水彩画が好きだった事。

そして、挿絵みたいに入るイラストが好きだった事を思い出した。


高校に入学すると選択科目があり、書道・美術・音楽から1つ選ばなければならなかった。

当然、絵が好きだった自分は美術を選ぶが、後々この選択が「カメラマンになりたい」と強く思うキッカケになる。


高校では油彩がメインだった。

美術教師は道展で審査員をするような人だったが、自分とは折り合いが悪かった。

キッカケは最初の授業。油彩の道具を使うのも初めてで、水彩の感覚でオイルを大量に使い、油絵具をバシャバシャに溶き、キャンバスの真ん中辺りに蕗の薹を描いた。

2週4時間くらいで完成させて採点にはいる。


採点方法は5人ずつ教室の前側に並び、書いた絵をクラスメート側に向けて、

その後ろで件の教師が意見をいいつつ採点する。

自分は苗字が井上で「い」から始まるので、当時の出席番号は1番だった。

当然最初に並ぶ。


「井上、お前どうして周りのキャンバスが白いままなんだ?周りにも見えてる物があるだろう。油彩はキャンバス全部を埋めるんだよ」と教師が言い放った。

最初は意味が分からなかった。「対象物さえキチンと描いてあればいいじゃん」

とさえ思ってた。


この一件から油彩が嫌いになり、シンプルこそカッコいいと言う思いが強くなった。

そう、自分にとっては対象物が思い通りに描けていれば、周りはどうでもいい。 SNSで何度も言っているが、自分は絵を描いてるわけじゃなくて、

写真を撮っている。しかも人物写真だ。

だから、対象物の人物がちゃんと写し出されてないと気が済まない。


こういう思いがあるから、単色バックが好きになってるのだろう。


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